ロボットシステム導入で補助金がもらえる!? 知っておきたい!「ものづくり補助金」制度
産業用ロボットを使用したシステムを導入しようと検討しているが予算的に厳しいと感じている企業の皆様。
同じく産業用ロボットを導入したいが思ったような費用対効果が発揮できないのでは?といった導入後のリスクを考えると、なかなか導入に踏み込めないとお考えの企業の皆様。
産業用ロボットを使用したシステムなどを導入する費用に対して、補助金を受けることができる可能性があるのはご存じでしょうか?
今回は、ロボット導入に対する費用の課題を解決してくれるものづくり補助金制度についてご紹介します。
お困りごと
●工場の自動化で生産性向上を図りたいが予算が取れない
●もし失敗したらとリスクを考えるとシステム導入に踏むこめない
ものづくり補助金ってそもそもなに!?
ものづくり補助金とは、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の略称で中小企業庁の補助金政策のことです。
目的としては、中小企業・小規模事業者等の生産性向上に対するプロジェクト経費の一部を補助することで、高い付加価値を創出し生産性向上の支援をすることになります。
ここでいう中小企業・小規模事業者の定義としては以下になります。
中小企業者の定義
小規模企業者の定義
どのような場合に補助の対象になるの?
産業用ロボットを使用したシステムを導入する場合は、「機械装置・システム構築費」や「技術導入費」が該当項目となります。
補助対象の項目については以下になります。
補助を受けるための条件ってあるの?
中小企業・小規模事業者等であることのほかに、さらに条件を達成する必要があります。
①事業者全体の付加価値額(※1)を年率平均3%以上増加させる
②給与支給総額(※2)を年率1.5%以上増加させる
③事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上の水準にする
上記要件をすべて満たす3~5年の事業計画を策定する必要があります。
(※1) 営業利益、人件費、減価償却費を足したもの
(※2) 全従業員(非常勤を含む)及び役員に支払った給与等(俸給、給料、賃金、歳費及び賞与等は含み、福利厚生費や退職金は除く)
どの程度の補助が受けられるの?
事業の規模により金額は異なりますが最大1億円までが補助上限額となっています。
しかし金額が大きくなるにつれて条件等も厳しため、大抵は一般型での検討となる可能性が高くなるようです。