【IAI】産業用ロボットの使用例を1件追加しました。
<チョコレートの工程ライン振り分け装置>
【概要】
・チョコレート(箱詰め)を次工程のライン(フィルム包装あり/なし)に振り分ける装置
・生産数:約10,000個/日
【従来の問題点】
・エアシリンダー使用時は、朝夕や周りの設備の稼働状況による元圧変動の影響を受けて、速度が不安定でした。速度が遅くなると振分けが間に合わなくなり、振分け治具で箱を潰してしまいチョコ停が発生していました。
・逆に、速度が速くなるとワークに加わる衝撃で、コンベアーの壁からはね返って向きが曲がってしまう場合がありました。
最適な速度設定の調整に時間を費やしていました。
・チョコ停復旧に必要な時間
・スピコンによる調整時間:10分、チョコ停頻度:6回/日
・10分×6回=1時間/日
【電動化による改善内容】
・エレシリンダーで、速度/加速度を数値で設定し、必ず設定通りの安定した動作が行えるようになりました。
これによりワークの流れに振分けが間に合わなくなることも、破損をすることもなくなりました。
・ワーク供給に対する適切な振分け速度は、一度設定すれば変更する必要はありません。日々のチョコ停からの復旧にかかる時間はありません。
・チョコ停復旧に必要な時間
・0分/日
【改善による効果】
労働時間を11%短縮できました。
1日当りの生産量10,000個生産するための労働時間が9時間から8時間になりました。
年間人件費削減効果は29万円です。
1,200円×1時間(内訳:9時間-8時間)×240日=288,000円
<詳細はメーカーHPへ>
http://www.iai-robot.co.jp/case/industry/food/chocolate-line-furiwake.html